バンコクからこんにちは!
バンコク在住13年のブリ子です。
バンコクへ移住を考えている方にとって、「生活費」は気になりますよね。
個々のライフスタイルによって生活費は大きく違ってきます。
「バンコクで5万円生活!」なんて聞くことありますが、
一人暮らしと家族移住ではもちろん生活費に大きな違いがあります。
この記事では、タイへの移住後(主にバンコク)の費用に驚かないよう、
私たちの経験から生活費についてリアルにお伝えします。
私たちは13年前にタイ移住し、その後には息子が誕生して4人家族となりました。
夫は現地の企業で約2年間働いた後、独立も果たしました。
駐在員の方々とはまた違う視点から、自力での移住を検討中の皆さんに向けて、
少しでも役立つ情報が提供できればと思います。
それでは~レッツラGo!
4人家族:家賃
バンコクの家賃は年々上がっていて、特に4人家族の場合、
生活費を考慮する重要なポイントですよね。
家賃が占める割合って大きいですからね!
それぞれ家探しの条件は違うと思いますが、ブリ子家にとっての快適な暮らしとは、
・BTS沿線で駅から徒歩圏内
・プール、ジム完備
・3ベッドルーム
・築年数は気にしないが、きちんと手入れされている
もちろん条件を変えれば、値段も変わってきます。
私達が6年程前に住んでいたアソークエリアの3ベッドルーム、当初は30,000B(約12万円)でした。
何と今は、60,000Bと倍の値段になっていて驚きました!
6年前とは言え、家賃が倍ってすごくないですか?!
バンコクは物価も家賃もぐんぐん上がっています。
家賃交渉で5,000バーツの節約
バンコクでは日系の不動産会社が多く存在します。
なんですけど、13年間で何度か引っ越しを経験しましたが、
一度も不動産会社を利用した事がないんです。
不動産会社によっては、色いろ特典があってメリットもたくさんあると思います。
でも私たちの場合は、住みたい場所を選んだ後、その周辺を歩きながら実際に住んでいるイメージを膨らませ、
気に入った物件に直接アプローチしました。
ほとんどのコンドミニアムやアパートにはオフィス事務所があり、平日であればスタッフが常駐しています。
なので、空き状況の確認や家賃の交渉が可能です。(中には、不動産会社を通してと言われたところもある)
今住んでいる部屋は、何度か家賃の交渉に行きましたが、
何度か交渉したおかげで、家賃が5,000バーツ(約20,000円)安くなりました。
自分たちで移住してきて、もちろん会社の家賃補助もないので、5,000Bはとても節約になります!
4人家族:食費
1日3食の取り方によって食費は大きく変わります。
バンコク在住の多くの日本人家族は、家庭では主に日本食だと思います。
我が家もそうで、平日は自炊、週末に外食を数回します。
日本食の場合、自炊が一番経済的です。
学食やお弁当を持参するので、息子、娘、夫それぞれの食事スタイルがあります。
自炊する
我が家の例をご紹介します。
週に一度、日系スーパーで約3,000Bから4,000B分の食材を購入します。
週に1,000Bから1,500Bほどの追加の買い物もあります。
食材の多くはタイ産のものを使用しますが、日本食を作る際には調味料などは日本のものを購入します。
価格は通常、日本の価格の1.5倍から2倍程度です。
ですが、最近では現地の会社が調味料を安く販売してくれるので、そちらも使い分けしながら節約できます。
さらに、足りない食材や牛乳、氷、パン、お菓子などは、ローカルスーパーやコンビニで購入します。
野菜や果物などは、市場や路上の野菜屋さんでも購入します。
野菜は1袋あたり約10Bから30B程度で、とてもリーズナブルなんです。
これらの野菜は通常、スーパーマーケットで販売されているものよりも小さめです。
外食する
日本食の場合、レストランによって違いますが、4人分の外食は約2000B程度です。
例えば、最近家族4人でスシローに行ったのですが、約2,500B(約10,000円)でした。
こちらのスシローに行くと少し高くついてしまいます。
ちなみにバンコクで大人気のスシローでは、一番安いお皿が40B(約160円)です。
でも!バンコクにはリーズナブルな日本食チェーンレストランも多くありますよ。
そういった店舗では、4人分で約1,000B程度で済むこともあります。
一方で、タイ料理レストランも日本食レストランよりは少~し安い程度で、大差はありません。
エアコンのないローカルレストラン、屋台、フードコートなどはとても安いです。
4人家族:雑費(日用品、家庭用品)
日用品において、タイはペーパー類が高価です。
たとえば、箱ティッシュは3箱で約120B(約500円)ほど。
日本のティッシュに比べて柔らかくなく、枚数も少ないです。
家庭用品は、BIG Cやテスコロータスなどの大型スーパーマーケットで手ごろな価格で買えます。
日用品はタイのスーパーマーケットが品揃えが豊富で、プロモーションが多く、
1つ買うともう1つがついたりします。
日系とローカルスーパーの使い分けで、少し節約になります。
4人家族:公共料金
電気代
公共料金の中で最も高いのが電気代です。
我が家の電気料金は月に約5,000-8,000B。
常夏のバンコクでは、エアコンの使用が電気代の大半を占めます。
電気代=エアコン代と言ってもいいくらいっ!
タイでは、シャワーの熱湯も電気で供給されます。
涼しい乾季や外出が多い月などは電気代が安く、
逆に一番暑い季節や子供たちが夏休みで家にいると代金が増加します。
部屋が広い、部屋数が多いと電気代も高くなります。
周りの日本人家族の友達も、だいたい同じくらいの金額か、もっと高い家庭もあります。
ちなみに、住居タイプによって電気代が変わってきます。
・電気会社から直接請求される場合
・オーナーから請求される場合(電気代+サービスチャージ)。
なので、住む前に確認しておくことをおすすめします。
水道代
我が家では平均して1か月に約500Bです。
単身者の場合は数百B程度と言われていますが、家族がいるとシャワーや洗濯には結構な水量が必要です。
バンコクの水道水は基本的に飲めないので、ボトルウォーターを購入するか、
定期的に配達を受けることが一般的です。
通信費(携帯電話、インターネット)
携帯電話料金は、日本と比較すると少し安いです。
プランによりますが、我が家は1台につき600B~1000Bの範囲です。
Wi-Fiもプランによりますが、我が家のものは約1,300Bを使用中。
タイ移住:子ども2人の教育費
学費
我が家にとって最も大きな出費は学費です。
学費はなかなか削れないですからね。。。
我が家の子供2人はインターナショナルスクール(以下、インター)に通学しています。
我が家の例で言うと、年間1人当たりの費用は約45万B(約180万円)で、
これは子供の学年や学食の利用、バスの使用によっても変動します。
バンコクには多くのインターが存在し、費用は数十万Bから100万B以上まで幅広くあります。
高い学費が高品質な学校を意味するわけではなく、設備に多くの費用がかかっているだけで、
評判があまり良くない場合もあります。
逆に費用が安い学校は、多くがタイ人学生が占めており、国際色に欠けることがあるようです。
入学する前には色々リサーチが必要です。
塾や習い事
子供がいる家庭では、習い事を考える家庭もありますね。
バンコクでも日本と同様に、さまざまな習い事ができます。
習い事は日本と同様か、場合によって少し高くつく事があります。
日本の習い事事情については、あまり詳しくはわからいのですが、、、。
例えばピアノ、水泳、英会話なんかが人気の習い事で、1カ月に約3,000B-3,500Bほどが一般的です。
インターでは、放課後の活動としてピアノ、水泳、サッカー、バレーボールなどがあります。
これらは通常、追加料金を支払えば参加できます。
日本の学校では誰でもクラブ活動ができますが、こちらではそれらにも別料金がかかるんです。。。!
4人家族:その他にかかる費用
他の生活費の一部として、以下の費用もあります。
保険費
・日本の国民健康保険:日本へ一時帰国した際に申請をすれば、治療費の一部が返ってきます。
・長期の海外旅行保険:タイ駐在員の多くが加入しているのが長期の海外旅行保険。
最長2年間のプランが多い。
・タイの民間医療保険:海外旅行保険と同じように診察をキャッシュレスで受けられる場合もあり。
医療費(診療費、薬代)
タイの病院費用は、タイの物価からすると高額で、特に私立病院は豪華な施設も多いので、
保険のない場合には支払いが大変な事があります。
一般的な診療(お腹痛、熱など)では1回あたり約4,000Bかかります。
日本人専門外来もあり、タイ語が不自由な場合には通訳者をお願いして診察を受けることができます。
タイの医療水準は高いので、安心して病院で治療を受けられます。
一方、公立病院の診察代は私立病院に比べて格段に安いです。
ただ、公立病院は一般のタイ人も利用するため、とても混雑します。
また、基本的にタイ語での診療なので、外国人にとってはコミュニケーションが難しいです。
娯楽費
生活に潤いとストレス解消!
タイではホテルの滞在費が日本より格段に安いのが魅力です。
バンコクのリバーサイドホテルで滞在して美味しい食事で息抜きしたり。
家族4人で1泊5,000B(約20,000円)くらいから実現できます。
映画館は約300B、マッサージ1時間約400Bなど、手頃な娯楽が充実しています。
交通費
バンコクの公共交通機関は日本に比べてまだまだ安いです。
BTS(スカイトレイン)の1区間は17バーツ。
タクシーの初乗り運賃は35バーツ。
車を所有する場合はガソリン代がかかります。
ビザ代
我が家はタイでのビザにかかる費用は全て実費です。
航空券代
年に一度は日本に帰りたいですね。
子どもの成長を自分の両親に見てもらいたい。
会社や学校が休みの期間は、航空券も高い事が多いので大きな出費になります。
タイ移住4人家族:まとめ
13年間バンコクに住んで得た私の経験と知識を紹介しました。
個々でライフスタイルは違うので、今日紹介した生活費は参考程度に何かのお役に立てればと思います。
家族4人の移住生活は魅力的ですが、教育費や社会保障の恩恵が受けられないため、コストが高まります。
タイに住む魅力もありつつ、余計な出費も増える海外生活です。
では、また!