
バンコクからサワディーカー!
バンコク在住14年のブリ子です。
IB(国際バカロレア)は、大学進学を見据えた国際的なプログラムとして注目されています。
課題が多いとか、勉強が大変だってよく聞くけど、
実際に受けている生徒の感想ってあまり見かけません。
そこで、実際にどうなのか、現在IB生の娘に直接聞いてみました!

誰かの参考になれば嬉しいです。
それでは~レッツラGo!
IBを始めた時の最初の印象
Q: IBを始めた時の最初の印象は?
「IBはすごく大変」と聞いていたので、ワクワクしつつも不安もありました。
Q: IBを始めて最初の数週間で驚いたことは?
学ぶ内容の多さと、授業のスピードの速さに驚きました。
Q: 事前に思っていたIBのイメージと、実際に始めてみたIBの違いは?
「IBは難しい」とよく言われていたけれど、毎日コツコツ取り組めば乗り越えられると感じました。
Q: 授業の雰囲気や先生の教え方、普段の授業と違う点は?
IBのクラスはみんな学びに真剣で、先生たちも専門的な知識が求められるので、
授業のレベルがとても高いです。
科目選びについて
Q: 科目選びはどのように決めた?
IBでは、興味に合わせて理系・文系の科目を選べます。
文系の生徒は社会科目を2つ、理系の生徒は理科を2つ選ぶことができます。
私はもともと理系が得意だったので、化学と物理を選びました。
Q: もしもう一度選べるなら、変更したい科目はある?
はい。
IBではHLとSLの科目をそれぞれ3つずつ選ぶ必要がありますが、
最初はHLで挑戦できると思っていた科目も、最終的にはSLにすることになりました。
例えば、言語と文学のクラスはHLでいけると思っていましたが、結局SLを選ぶことになりました。
用語解説
✅ AP(アドバンスト・プレイスメント)
アメリカの高校で大学レベルの授業を受け、大学の単位を取得できるプログラム。
✅ HL(ハイ・レベル)
IBプログラムの難易度が高いコースで、より深い内容を学ぶ。
✅ SL(スタンダード・レベル)
IBプログラムの標準的なコースで、HLよりも内容が少し簡単。
授業・勉強の進め方
Q: 実際に受けてみて、思ったより難しかった/簡単だった科目は? また、一番大変なのはどの科目?
物理は想像以上に難しかったです。
もともと難しい科目ですが、教師の質によってさらに大変になることもあります。
もともとAP生物を履修していたので、HL生物に変更した方が良かったかもしれません。
Q: 課題やテストの頻度は?(宿題・エッセイ・IA・プレゼンなど)
テストは月に1~2回ほどあります。
理科の授業ではプレゼンが少なめですが、これは教師の教え方によって変わります。
Q: IBの勉強スタイルは?(学校の授業だけで大丈夫?それとも自主学習が必要?)
学校の授業では基礎的な理解を深めたり、先生に質問したりすることが中心です。
でも、本当に習得するには家での復習が欠かせません。
これも教師の指導次第ですが、多くの場合、自主学習は必須です。
Q: 使っている参考書やおすすめのリソースは?
YouTubeには分かりやすい解説動画が多く、移動中などに気軽に聞けるのが便利です。
また、教科書はどのリソースよりも詳しく書かれていることが多く、
特定のトピックを深く学ぶのに役立ちます。
大学選びについて
Q: IBを始めてから、大学の選び方に変化はあった?(国内・海外・学部など)
IBを学ぶことで進路そのものが大きく変わったわけではありませんが、
科学への興味がさらに強まりました。
Q: IBのスコアは大学進学にどう影響すると思う?
インターナショナルプログラムに出願する国際生にとって、
IBのスコアは合否を左右する最も重要な要素だと思います。
Q: 大学のために、今すでにやっていることはある?
各科目をしっかり理解することを意識し、最終的に高得点が取れるよう試験対策を進めています。
結局のところ、大学が最も重視するのはスコアなので。
IBの良いところ・大変なところ
Q: 今の時点で、「IBを選んでよかった」と思うことは?
IBの挑戦しがいのあるところが気に入っています。
一般的な高校のカリキュラムよりも難易度が高く、
様々な課題があるため、学問的に成長できる環境が整っています。
Q: 逆に、「これはキツい」と思うIBの大変な部分は?
とにかく内容量が多い。
IBは2年間のプログラムなので、試験では730日前に学んだ内容まで覚えていないといけません。
APとは違い、IBは長期間にわたって全ての知識を維持する必要があり、
本当に理解し、記憶し続けるのが難しいです。
Q: これからIBを考えている人に、何かアドバイスをするなら?
学問的に成長したい、挑戦したいと思うなら、IBを選ぶといいなと思います。
また、学業と課外活動のバランスを取るのにも役立ちます。
IBがなかったら、学校生活が単調すぎて退屈になってしまうかもしれません。
だからこそ、時には難しいコースに挑戦するのも良い経験になると思います。
IBの公式情報 & 基本情報
IB公式サイト (International Baccalaureate)
公式サイトはこちら
IBのカリキュラム、試験、大学進学などの公式情報。IB Schools Directory (IBを提供している学校検索)
学校検索はこちら
世界中のIB認定校を検索できます。
まとめ
IBを実際に経験している娘に、IBの良いところや大変な部分について率直に答えてもらいました。
挑戦しがいのあるプログラムだからこそ、成長できる環境が整っている一方で、
学ぶ内容の多さや長期的な学習の大変さも実感しているようです。
IBを考えている方の参考になれば嬉しいです!
それでは、また!