
バンコクからサワディーカー!
バンコク在住14年ブリ子です。
久しぶりに春の日本へひとり帰国しました。
桜が満開のなか、父の入院という現実にも向き合う日々です。
両親のこと、娘の進路、自分のこれからーー。
今回は、そんな春の帰国で感じたことを、ぽつりと綴ってみます。
今回の帰国は、父の入院という事情があって、急遽決まったものでした。
この時期に日本に戻るのは、本当に久しぶり。
気がつけば、10年ぶり?くらいの「満開の桜」に出会ってました。
特別な名所に行ったわけでもなく、ただ家の近くの公園や、病院の帰り道に咲いていた桜たち。
だけど、タイで暮らしていると、こういう風景がものすごく特別に感じます。
日本=桜、ってイメージが頭の中にしっかり染みついてるのもあるし、
タイでは日本関連のイベントやパッケージが、なぜか全部「桜モチーフ」なのも納得した。
やっぱり日本は、桜の国なんだなぁって、改めて思いました。
それにしても、山桜も街中の桜も、どこに咲いてても本当に美しい。
桜って、場所を選ばず、たくましく、淡く、でもしっかりと春を感じさせてくれる。
娘がもし、ここで暮らす未来が来たら…
ふと考えるのが娘のこと。
タイで、のびのび育ってきた娘が、いつかこの国で暮らすようになったら….。
日本の大学に進むとしたら、ちゃんと馴染めるかなー。
日々の暮らしの中で、どんなことを感じるのかな…。
まだ見ぬ未来に、今から心配しても仕方ないんだけど!
そして今回の帰国の理由でもある、父の入院。
元気そうに見えていた両親も、確実に年齢を重ねていて、
目の前にいるその姿を見て、「人生って、ちゃんと進んでいるんだなぁ」と実感しました。
祖父母の入院を見たことはあっても、
最も身近な“親”がそうなると、また感じ方がまったく違いますね。
私もいよいよ、そういう時期に差しかかっているのか….。
そしてもうひとつ気づいたのが、タイにいる家族のこと。
今回、私がいない間の家族の様子を見ていて、
「私がいなくても、こんなふうに過ごしてるんだ」とか、
「こんなことまでできるんだ」とか、いろんな発見がありました。
なんだかんだ、私がいなくてもちゃんとやってる感じがして、ちょっと寂しいような、
でも嬉しいような…そんな気持ちになりました。
それと同時に、普段はあんまり意識してなかったような些細なことに、
実はすごく支えられてたんだな〜って、じわじわ感じる場面がいろいろあって。
私が“じぶんらしく”いられたのって、まわりの力があってこそだったんだなって、
こうしてひとりで離れてみて、ちゃんと気づけた気がします。
では、また!