【タイ】海外生活14年、インター校に通う子どもと考える大学選び

バンコクからサワディーカー!

バンコク在住14年のブリ子です。

 

高校生の娘がいる我が家、この夏は今後の大学選びを考えて、

とりあえず日本とタイの大学を見に行ってきました。

インター校育ちなので選択肢もいろいろ、ただいま模索中です。

メリットもデメリットもたくさんあるけど、

今回は大学見学で感じたことをゆる〜く書いてみました。

 

タイの大学1校、日本の大学2校の見学に行って来ました。

それでは~レッツラGo!

大学選びの第一歩

まだまだ手がかかると思っていた娘も、ついに大学選びの時期がやってきました。

海外生活も14年、どの国、どの大学に進むかはまだ決まってませんが、

まずは日本とタイの大学を見学して、次のステージの雰囲気を見て行こうと思います。

インターナショナルスクールから進む道には、

地元の大学、海外の大学(アメリカやイギリスなど)、

そして日本の帰国子女枠など、選択肢が色々あります。

でも、海外の大学は学費がびっくりなほど高くて、1年分で車が2台買えるほど!

今回はタイの大学、日本の大学2校、3つの大学を見学しました。

私はキャンパスを歩いたり、学食で学生の様子を見ることで、

その大学の雰囲気がつかめるんじゃないかと思っています。

実際に通う生徒たちやキャンパスの活気から、その大学の魅力が伝わってくる気がしてます。

タイ最難関大学「チュラロンコン大学」

まず行ってきたのは、チュラロンコン大学です。

タイの名門校で、タイ版「東大」とも呼ばれるこの大学は、

特に理系や医療、ビジネス分野に強いようです。

バンコクの中心に位置していて、とっても広いキャンパスは、

伝統的なタイ建築とモダンなデザインがうまく融合していて、とても美しい大学でした。

どこが入り口かわからず、とりあえず学生の団体について行ったり、

人に聞いたりしながら、ようやくメインキャンパスにたどり着いたという感じでした。

開放感たっぷりの広い学生食堂。

タイ料理がメインのお得なメニューがずらりと並んでいて、どれにしようか迷っちゃいました。

海外からの学生もちらほら見かけましたが、やっぱりほとんどはタイ人の学生でした。

タイの学生さん2人に、メニューについて尋ねてみたら、丁寧に教えてくれました。

選んだのは、ガパオライスとおかず2種のせご飯。

それぞれ約50Bで、学食ならではのご飯のボリュームがすごかったです。

タイの大学では制服があり、卒業式には王族が出席することもあるんです。

友人の中にもチュラロンコン大学出身が多くて、なんだか親しみを感じる大学です。

タイの卒業式は、学位取得後半年から1年後に行われるのが一般的で、

その間に就職活動をする生徒も。

そういえば、私のタイ人の友達も、大学を終えたはずなのに、

ずっとカフェでアルバイトをしていて「就職はしないのかな?」と不思議に思ったことがありました。

日本の大学生が大学3年くらいから就職活動を始めるのとは違う文化ですね。

こういった違いもあって、ちょっと戸惑うこともありますが、それもまた面白いです。

自由な学風で有名な最難関校、「京都大学」

行って来たのは京都大学吉田キャンパス。

言わずもがな、京都大学は日本国内で常に上位にランクインしている大学です。

京都出身の私には、とても身近な存在の大学です。

京都大学の帰国子女枠は、経済学部と法学部のみです。

日本の大学に入りたいと考えると、

外国の高校出身者が選べる学部は限られてしまうというデメリットがあります。

それでもやっぱり「京大」と言う響きは憧れますね。

京大の雰囲気をつかむため、ここでもやっぱり学食へ来ました。

好きなおかずをトレーに乗せて、最後にお会計するシステムです。

日本に住んでいた頃にたまに行っていた「ザめしや」を思い出しました。

やっぱりこういう定食が落ち着くなぁー。

娘にとっては、外国人が多くいるかどうかが気になるようです。

辺りを見回してみると、外国人は思った以上に少なかったです。

行きは京都駅から市バスに乗って京大まで行って、

帰りは周りも見たかったので、ちょっと歩いて京阪の出町柳駅まで行きました。

バンコクの中心地に物心ついた頃から住んでる娘にとっては、すごくのどかな環境。

静かで、色んなことに集中できそうだけど、なんか物足りなさや活気を求めてしまう部分も。

大学って勉強するところだけど、毎日の生活も大事ですよね。

親と離れてこの地でちゃんとやっていけるのか、

逆カルチャーショックも色々あるだろうけど、それを乗り越えるくらい、

選んだ大学に対して思いがあるのかが大事だなって感じます。

ブランド名に飛びついて失敗しないように、実際に周りを見て、

いろいろ感じられて良かったです。

国際的な魅力「大阪大学」

大阪大学吹田キャンパスに行ってきました。

こちらも日本の難関国公立大学の一つで、毎年国内ランキングでも上位に入る大学。

吹田キャンパスはとにかく広かった!

それもそのはず、東京ドーム20個分もあるそうです。

国立大学で唯一、外国語学部があるのも特徴的です

大阪大学では「理学部」「人間科学科」という学科で英語学位プログラムがあります。

そして京都大学と比べると、外国人留学生を多く見た気がします。

京大よりも現実的で、可能性が広がりそうな印象があります。

キャンパスでは、勇気を出して留学生2人に声をかけてみました。

シンガポールとカナダのインターナショナルスクール出身の方たちで、

とても気さくで親切に話してくれて、15分ほどいろいろと話を聞かせてもらいました。

実際に通っている方の生の声を聞けたことで、娘にとって阪大が一番印象に残ったようです。

学食がいくつかあったのだけど、行ったのは小さめの学食でした。

メニューは少なかったけど、ご飯の量がモリモリ盛られてました。

白衣を着た学生さん?それとも先生かな?がいたり、

英語で話してる学生さんもいて、「おぉー!」ってなりました。

みんな、めっちゃ賢そうに見えたな〜笑

まとめ

まだ具体的な進路は決まっていませんが、今回の見学を通して、

なんとなくの雰囲気を掴むことができました。

日本の帰国子女枠のメリットとしては、試験科目が少なく、

英語・小論文・面接だけで受験できる大学が多数あること。

逆にデメリットは、経験者が少なく、

アドバイスを得るのが難しいし、書類の準備が大変で時間がかかること。

でも、どの道を選んでも正解かどうかは、もっと先に分かるのかもしれません。

「選んだ道を正解にしていく!」それが大事だなと感じました。

とりあえず、今できることをコツコツ続けて、

来年には次のステップに進んでいかなきゃと思っています。

では、また!