雨季のタイはぬかるみに注意!田舎の雨は甘く見てはいけない。

バンコクからこんにちは!

バンコク在住12年、ブリ子です。

バンコクは「雨季」に入りました。

雨が降ると思い出す「事件」があります。

今回は、『田舎の雨は甘く見てはいけない』

カオヤイ旅行中に起きた悲劇を紹介します。

「雨季」シーズンに車でカオヤイなどの田舎へ行く予定のある方は、
ぜひ読んでください!

レッツラGo!

2分くらいで読める内容です。

あれは「雨季」ど真ん中の8月、車でカオヤイ旅行へ行った時の事です。

大自然のカオヤイですから、周りは山、山、

いつもより少し長めのスコールが、やっと止んだので、
夕飯後コンビニへ行くことにしました。

買い出しを無事終えて、ホテルに戻るわけなんですが、
行きに通った道がデコボコ道すぎて気分が悪くなったので、
”違う道で帰ろう”と言う事になりました。

それが今回の『恐怖体験』の始まりだったんですよね、、。

同じ道にすれば良かった。。

「カオヤイカントリークラブ」というゴルフ場を抜けた林道です。

奇跡的に写真がありました。

こんな道に迷い込んだのです。

この赤茶色の土を見るだけで今でも”ゾッ”とします。

「きっと、ここを抜けるとホテルなんじゃない?」なんてのんきに話しながら、
小さな水たまりをいくつも避けつつ、車を進めていました。

そして、突如あらわれた大きな水たまり!!

「深いんじゃない?」

「いや、見た感じ大丈夫そうじゃない?」

と、水たまりを突っ切ろうか迷いましたが、不安なので、やっぱり引き返すことに。

「え、、嘘、、」

「バックできない!」

ぬかるみにタイヤが歪んでしまって、

前にも後ろにも動かない状態に・・・。

アクセル踏んでもタイヤは空回りするだけ。

アクセル踏むたびに、赤茶色の土が”ザーッ”っと窓ガラスに飛び散ります。

もうそれは、”ホラー映画”のように。

心臓はもうバクバクですよ・・・。

ヤバい、エンジン止まったらどうしよう。

大きな蛇とか、動物とか出てきたらどうしよう・・。

真っ暗な林の中に取り残されてしまった一家。。

”キィー” ”フーフー”

得体の知れない動物の鳴き声で、さらに恐怖感爆増!

ホテルに頼むしかない!

ホテルに連絡するとホテルの人は、とても親切で、

「あーあのカントリークラブのとこね!」

と、すぐに分かってくれました。

とりあえず私たちがここにいる事を知ってもらえただけで生き返りました。

そして、英語が通じたのも心強かった!

だけど、レスキューできる人が今いないとかで、
何とか自分たちでやるしかない。

レッツ脱出作戦

自分たちで何とか脱出できないか・・。

携帯が使えたこと、それとフル充電しておいて良かった。(重要)

”ぬかるみ タイヤ 脱出”でググってみる。

・タイヤを空転させてはダメ。(ぬかるみが深くなる)
・ゆっくりと車を前後に動かしてみる。
・タイヤの下に洋服など布切れを置く。

見事に何度も空転させてしまっていたため、タイヤがスコップのように地面を削っていました。

車から出てタイヤの周りを確認。

ふくらはぎ近くまで足が沈みます。

タイヤの周りの土を手でよけてみました。

そして私が運転席に座り、ゆっくりアクセルを踏みます。

「せーの!」で夫が車を押してみる。

赤茶色の土が、またホラー映画の様に飛び散るだけ。

ビクとも前にも後ろにも動かない・・。

地道に車を前後に動かす。

この作業を何度も何度も繰り返しました。

体感にして1時間弱。

すると!

一瞬タイヤと地面の摩擦力が上がったので、そこから素早く前進とバックを繰り返し、

何とか抜け出せたのです!

ホテルの人の優しさが沁みる

林道を何とか抜けた後、車の中にあったペットボトルの水で土まみれの手足を洗います。

車のフロントガラスは、見えないほど土だらけでした。

やっとの思いでホテルに到着すると、
ホテルの人が待っていてくれました。

そして土だらけの車を一緒に洗ってくれました涙

時間は真夜中の1時くらいでした。

その優しさがとても嬉しくて。

”恐怖”のあとだったので余計に優しさが沁みました。

タイの人は、やっぱり温かいです。

まとめ

文章で”恐怖”を伝えるのは難しいですが、12年タイに住んでいて、

「雨季を甘く見てはいけない」と初めて感じました。

大雨の時の運転は、もちろん怖いですが、
”大雨の後”の運転も注意しなければいけない
この時思いました。

特にカオヤイなどの大自然な場所は、舗装されていない道が多いので、
注意しなければいけません。

山道じゃなくても、舗装されていない道だらけですから。

今でも、”赤茶色”の土を見ると思い出します・・。

みなさんもお気をつけて下さい!

では、また!