【タイの歴史】ざっくり分かりやすく!タイ王国の移り変わり

バンコクからこんにちは!

バンコク在住13年のブリ子です。

 

タイの歴史を知って知識を少しだけ深めることで、旅行や滞在をもっと豊かなものに!

今回は、「タイの歴史」をざっくりとご紹介します。

国王様や寺院にまつわる話も、それぞれにドラマがあってこれが面白いんです。

私も初めて知った事がいっぱいで、タイに対する愛着が更に増しました!

記事はできるだけ分かりやすくまとめてみました。

旅先での体験がより深いものになりますように!

 

 

それでは~レッツラGo!

 

年表で振り返るタイの歴史

タイの歴史って実は知ればすごくおもしろい!

タイの誕生からザックリと紹介していきますね。

タイの誕生(1238年 – 1767年)

 

1238年: スコータイ王国が建国される(1238年 – 1438年)

むかしむかし、まだタイが一つの国として形成されていなかった頃。

小さな場所「スコータイ」に一つの王国が生まれました。

成長と共に特別な存在になりましたが、やがてアユタヤ王国の攻撃により

1438年にはその歴史の幕が下ります。

1351年:アユタヤ王国が建国される(1351年 – 1767年) 

アユタヤはその後、約10年後に成立。

14世紀から18世紀にかけて栄え、文化や経済の中心地として繁栄しました。

アユタヤで花開いた仏教文化は、今日のタイを特徴づけています。

なのでアユタヤには数多くの遺跡や歴史的な建造物が残されているのですね。

アユタヤは、ローカルな雰囲気も感じられ、歴史と現代が調和した魅力的な観光地です。

王国の波乱(1767年 – 1932年)

1767年ビルマ(現ミャンマー)がアユタヤに攻め込んできて、アユタヤが滅びました。

それがきっかけで、タイは大混乱の時代に入ったのです。

19世紀後半になると、「チャクリ王朝」と言うすごい家族が登場します。

その中でも、「ラーマ1世」と言う王様が、バンコクを首都にして、

タイを再興していきます。

ラーマ1世以降も多くの王が統治し、タイは経済的、文化的に発展していきました。

バンコクの地名や駅の名前に「ラーマ」が使われているのは、

この偉大な王の功績をたたえてなのですね。

まるでヒーローのような存在ですよね。

この時期のタイの歴史はまさに「順風満帆」でした。

タイの変革(1932年 – 1957年)

1932年:タイの歴史に大きな変化が訪れます。

まず、「絶対王制」が廃止されます。

これは、以前の王様が絶対的な権力を持っていた時代が終わり、新しい時代の始まりと言う事。

「立憲君主国」として生まれ変わりました。

(王が国の法律や憲法に従って行動し、権力が法によって制約された国の形態)

第二次世界大戦中の1941年、タイは日本と協力するために宣戦布告し、

枢軸国(日本やドイツと一緒に行動していた国々)として行動しました。

その後、タイは日本と共に連合国(枢軸国の対抗勢力)に対抗して、

マレーシアやビルマなどの国に攻め込む支援を行いました。

そして戦後、タイは頑張って独立を勝ち取ります。

第二次世界大戦中に建設された有名なリバー・ウェー鉄道橋は、

歴史的な背景を感じ学びながら散策することができます。

現代への歩み(1957年以降)

1957年以降:タイの変革が続きます。

1973年:学生たちがデモを起こします。

バンコクのタマサート大学で学生たちが政府に不満を持ちデモを行います。

彼らは軍事政権に反対し、民主的な社会を求めて声を上げました。

そのデモで軍と学生が激しくぶつかり、数百人が亡くなりました。

この出来事は後に「10月事件」と呼ばれました

この時がまさに、「民主化」の始まりでした。

学生たちは堂々と政府に異議を唱え、自由で公正な社会を望みました。

彼らの行動は大きな反響を呼び起こし、タイの政治に変革をもたらすきっかけとなりました。

1980年代:タイ経済は急速に拡大し、”タイの奇跡”と呼ばれる経済成長期を迎える。

1997年:アジア通貨危機に見舞われ通貨の価値が急激に下落し、経済が大きな打撃を受けました。

逆境を乗り越え、回復していきます。

タイは経済成長を遂げ、観光地としても注目を浴び始めます。

2000年代初頭:政治的な不安定さが続くなか、経済は安定し、観光業が拡大していきます。

2014年:政治的な混乱が再び起こり、軍事クーデターが発生します。

2014年5月22日、タイ軍は政府を解散し、国の指導権を握るためにクーデターを起こします。

2016年:プミポン国王(ラーマ9世)の崩御

ムハンマド・ワジラロンコン(ラーマ10世)が即位。

プミポン前国王は、長寿かつ尊敬を集めた国王でした。

プミポン前国王は1946年から2016年まで70年と126日にわたり、

歴史上在位期間が長かった君主の一人として知られています。

前国王のプミポンが崩御した日、私はバンコクにいました。

国中が悲しみに包まれ、1年間はみんなが黒い服を着て喪に服しました。

7年が経った今でも、街中には前国王のお写真が至る所に飾られています。

「タイの父の日」は、前国王の誕生日である12月5日に合わせています。

前国王の誕生日とともに、彼を偲び、尊敬し、感謝する日として祝われています。

まとめ

タイの歴史は、仏教の影響を受けた文化が栄え、古い王国ができたり消えたり。

それから、新しい時代がやってきて、タイの王朝ができました。

経済の成長や大きな試練もある中、タイは立ち上がってきました。

今は、先代から受け継いだ歴史や文化が、タイを特別な国にしているのですね。

では、また!